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比較対象の表現で判断が異なる
売上げが20億円で社員が50人の会社で、社長が「今年は1億円の投資をする」と言えば、「1億円投資をして大丈夫だろうか」と思う社員がでてきます。
しかし、「今年は、1人当り200万円の投資をする」と言えば、「200万円か。それぐらいはしないといけないだろうな…」と思う人が多いのではないでしょうか。
このように、売上げと投資金額を比較して話すか、従業員数と1人当りの投資金額を比較して話すかで受け取る印象は大きく違います。
こうしたことは、色々な統計で使われている手法で、賛同してほしい人にいかに賛同してもらえるようにするために使われています。
テレビやスマホなどで見る数字、新聞に掲載されている数字、また会社の会議などに出てくる数字は、何らかの意図をもって掲載されていることが大半です。
ですから、それらの数字をそのまま受け入れるのではなく、その目的や意図を考えながら見ることです。
そうすれば、計上された数字に誘導されることなく冷静に判断できるでしょう。
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