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パーセントに騙されない
「製品の今年度の売上げ目標の達成率が90%でしたが、昨年度対比では2%減の98%でした」といった報告をすると、「昨年度対比で2%減で仕方がないか」で容認しがしがちです。
しかし、今年度の目標は昨年度の10%アップを狙っており、昨年度比較の2%減は意味がありません。
このように、パーセントで報告する場合、基準をどこに置くかで報告内容や受け取り方が違ってきます。
報告者は自分の都合のいい報告をしがちのため、単純に報告されたパーセントをそのまま受け取ると、方向付けが違った方向に行くことがあります。
同じように、値上げが盛んにされていますが、例えば「原料が50%上がったため、製品価格を15%値上げします」と言われば、「原料が50%も上がっているためしかたがないか」と思いがちです。
しかし、製品に占める原料の比率が20%であれば、製品への影響は10%になり、5%は便乗していることになります。
自分の周りは色々な数字がありますが、その数字に騙されないようにすることです。
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