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損失回避の法則を理解する
「あなたはなぜ値札にだまされるのか?」:オリ・ブラフマン/ロム・ブラフマン共著、高橋則明:訳(日本放送出版協会)に載っていた法則に損失回避の法則があります。
「損失回避の法則」とは、損失の可能性を何としても避けようとする心理傾向のことを言います。
これは、例えばガソリン価格が値上がりしている時は、値下がりした時の2.5倍の強さで反応するという法則で、何かを得る喜びより、何かを失う痛みの方をより強く感じるということをいいます。
また、携帯電話の契約時、通話料金体系が、1分間ごとに課金される方式か、いくら話しても一定料金かを選択するとき、「もし長い時間話した場合、多くの料金がかかる」と、長時間話して多くの料金を請求された時の損失を考え、固定契約を選択してしまうことも損失回避の法則と言えます。
実際は、そんなに長く話すことはほとんどなく、1分ごとに課金する契約が得なことが多くても、「もし…」の損失を回避しようとする気持ちがでるのです。
こうした「損失回避の法則」に陥らないためには、データをじっくり分析して判断することが大切となります。
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