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責任と権限は等しくない
「責任を追及するならばそれに見合った権限を与えなければならない」と本には書かれていますし、ほとんどの人がそう言います。
しかし、現実はそうではなく、「権限はなくても責任だけは重い」のが大半です。
例えば、担当外の人に細かく指示すればトラブルが起きなかったが、そこまでの権限がなくトラブルになった時、「なぜ言わなかったのだ」と責任を問われます。
それも、担当外の人に口だす権限を与えれらなかった結果ですが、「では権限を与えよう」とはなりにくいです。
それは、社会全体が細かく分離していることやシステム化された結果、色々な人が関与しているため、権限の範囲が大変狭くなってきている現状が考えられます。
つまり、権限の範囲は限定しているが仕事の範囲は入り組んでおり、権限と一致させにくいためでしょう。
そのため、責任と権限が一致しなくなっていると思われます。
ですから、トータルで管理する管理者やリーダーと連携した行動をとらなければ、責任だけ問われることになります。
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